平成24年度開催行事

平成24年度総会および第1回技術講演会

実践EMCセミナー

定例研究会

『EMC対策の方法』

日 時2013年2月7日(木)   13:30〜16:30
場 所(地独)大阪府立産業技術総合研究所 研究本館2階 第2研修室
参加費2,000円(会員無料)
内 容
1.「EMCの対策手法 〜規格適合のために〜」
講   師
星和電機株式会社 コンポーネント社 製品技術部
中山 裕道 氏
講義内容

ノイズの発生状況や伝播経路など基礎知識に加え、シールディング、グランディング、フィルタリング等、EMC対策の基礎や対策部材の効果的な使い方を対策事例も交えて紹介いたします。

2.「初心者のためのEMC対策におけるWM7400の効果的な使い方」
講   師
森田テック株式会社
取締役 佐伯 明徳 氏
講義内容

EMCスキャナーとはどのようなものか、またEMC対策にとって、なぜEMCスキャナーが必要なのかをEMI規制とともに説明します。さらにノイズ発生源として基板を例にとり、遠方界測定と近傍界測定の違いや、ノイズ発生状況の実例をWM7400の機能を使って、詳しく説明いたします。

EMC対策部材と計測器の展示
  • 星和電機(EMC対策部材)
  • 森田テック(電磁波可視化システム、シールドボックス)
  • パルテック電子(雷サージ発生器)
  • アールアンドケー(小型パワーアンプ)
  • アジレントテクノロジー(EXAスペアナ)
  • 日本ETSリンドグレン(ホーンアンテナ)
  • コムクラフト(同軸ケーブル)
  • 岡谷電機産業(フィルタ · サージアブソーバ)
  • フジカット(発泡スチロールテーブル)
  • フジフレックス(金属レス排気ダクト)

第2回技術講演会

『EMC設計 · ノイズ対策への電磁界シミュレータの活用法』

日 時2013年3月7日(木)   13:30〜16:30
場 所新大阪丸ビル新館 509号室
(大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18番27号)
参加費2,000円(会員無料)
演 題『EMC設計 · ノイズ対策への電磁界シミュレータの活用法』
講 師
小暮技術士事務所 所長
技術士(情報工学部門)   工学博士(東京理科大学) 小暮 裕明 氏
概 要

電気 · 電子回路は、小型 · 軽量化に伴い実装密度が高く、微弱電力で動作するため、周囲の電磁エネルギーの影響を受けやすくなりました。特に電磁障害(EMI: Electro Magnetic Interference)による思わぬ事故は、人命に関わることもあるので、今やこれを考慮しない設計はあり得ないとまでいわれています。

本講演では、講演者が経験した事例をもとに、電磁界シミュレータを用いたEMIの正しい理解とその対策を述べ、事故につながる前に問題箇所を発見する、EMC設計のポイントをまとめます。

T.高周波回路とEMI問題

  1. 高周波回路設計と電磁界シミュレータ
  2. 伝送線路の設計とノイズ放射

U.基板のどこでノイズが発生するのか

  1. Sパラメータでわかること
  2. Sパラメータからクロストークを評価する
  3. グラウンド導体にスリットのあるMSLからの放射
  4. グラウンド導体の縁からの放射

V.装置筐体のEMI事例

  1. 冷却用ファンの通気口からの放射
  2. 放熱孔からの放射
  3. デスクトップPCのシミュレーション
  4. 筐体の空胴共振問題

W.電磁界シミュレータ活用法

  1. EMI測定とシミュレーション
  2. 筐体の共振周波数を予測する
  3. ノイズ抑制シートの効果
  4. 配線からのEMIとその対策
  5. コネクタまわりのシールドによる効果

X.まとめ Q & A

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