平成29年度開催行事

平成29年度総会

日 時平成29年6月30日(金) 午後2時30分〜午後3時
場 所(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター 研究本館2階 第3研修室
(大阪府和泉市あゆみ野2-7-1)
総会次第
議 事
(1) 開会の辞
(2) 会長挨拶
(3) 議案審議
第1号議案平成28年度事業経過報告承認の件
第2号議案平成28年度収支決算報告承認の件
第3号議案平成29年度事業計画(案)の件
第4号議案平成29年度平成29年度役員選出の件
(4) 閉会の辞
平成29年度総会案内(PDF)
平成29年度総会報告(PDF)

第1回EMCセミナー

日 時平成29年6月30(金) 午後3時30分〜午後5時
場 所(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター
研究本館2階 第3研修室 (大阪府和泉市あゆみ野2-7-1)
参加費無料
演 題『ベクトル・ネットワーク・アナライザを用いた計測の基礎』
講 師
ローデ・シュワルツ・ジャパン 株式会社
テクニカルトレーナー 田中 準一 氏
概 要

本セミナーは、ベクトル・ネットワーク・アナライザの動作原理を習得する基礎コースです。正しい計測のために知っておきたい高周波の基礎知識を含めて、計測のための基礎知識と注意点を解説させていただきます。

第1回EMCセミナー開催のお知らせ(PDF)

第2回EMCセミナー『最新規格動向とリアルタイムスペアナの基礎』

日 時平成29年9月14日(木) 午後1時〜午後5時(午後12時30分開場)
場 所大阪府立大学 I-siteなんば   カンファレンスルーム C3
(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第1ビル2階)
講演1   (午後1時〜午後3時)
演 題 『CISPR35と車載機器規格ISO11452-11の概要とイミュニティ基本規格の動向』
講 師
株式会社東陽テクニカ
シニア・エキスパート 中村 哲也 氏
概 要

マルチメディア機器のイミュニティ試験規格CISPR35、車載機器のリバブレーションチェンバを用いたイミュニティ規格ISO11452-11の概要、及び無線周波イミュニティの基本規格の動向について、IEC61000-4-3を中心に紹介致します。

講演2   (午後3時〜午後5時)
演 題 『リアルタイム・スペクトラム・アナライザの基礎(仮題)』
講 師
キーサイト・テクノロジー合同会社
高橋 智 氏
概 要

信号解析の最先端においては、最先端のスペアナが必要です。リアルタイム・スペアナ機能を備えることで、予期しないタイミングで現れる未知の信号を確実に捕捉、解析できます。

今回は、デモを交えながらリアルタイム・スペアナがもつ特徴をお伝えしていきます。

第2回EMCセミナー開催のお知らせ(PDF)

産技連近畿地域部会 情報・電子分科会 平成29年度記念講演会(共催事業)

日 時平成29年10月10日(火) 午後3時〜午後4時30分
場 所 (地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター   3階 大講堂
演 題『車載電子機器EMCの今後と対策事例』
講 師
株式会社クオルテック EMC技術研究室 室長
(元 株式会社デンソー EMC担当部長)
工学博士 前野 剛 氏
概 要

近年、自動車は高度に電子化され、車載電子機器のEMC設計が難しくなる一方、高電圧・大電流を必要とするEV/HEVも増えています。本講演では、車載電子機器について今後の動向に対する構えを含めた現状の技術課題などを解説し、EMC性能を確保するための基本的な技術について、事例を含めてご紹介いたします。

平成29年度 記念講演会(共催事業)のご案内(PDF)

第3回EMCセミナー『IoTハードウェア開発の基礎
〜低電力RF無線通信技術の最新動向と電源回路の超低ノイズ化手法〜』

共 催(地独)大阪産業技術研究所
大阪府立大学大学院工学研究科 電気情報システム工学分野
 
日 時平成29年11月17日(金) 午後1時00分〜午後5時00分 (午後12時30分開場)
場 所大阪府立大学 I-siteなんば   カンファレンスルーム C2+C3
(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第1ビル2階)
講演1   (午後1時00分〜午後3時00分)
演 題 『電源回路のローノイズ化手法』
講 師 貝野 陽一 氏
概 要

本セミナーでは、EMIノイズ、伝導ノイズの問題に直面しやすいスイッチング電源において、低ノイズ化のためのこれまでの各種電源ICメーカでの通り組み、対策方法の勘所、ユニークなアーキテクチャを用いた最新の技術動向についてご説明をいたします。

講演2   (午後3時00分〜午後5時00分)
演 題 『IoT向け無線規格の最新動向』
講 師
株式会社TFF テクトロニクス社   営業技術統括部 FAE部
RFアプリケーション・エンジニア 岡田 信孝 氏
概 要

IoTデバイスで使用される無線規格の中で、 LoRaWAN™Sigfox™に代表されるLPWA (Low Power Wide Area:小電力広域無線システム)や Bluetooth® LE及びその後継であるBluetooth 5規格の概要と測定手法についてご説明いたします。

第3回EMCセミナーのご案内(PDF)

MEMSプロセス実習口座「シリコン深掘り装置を使って超音波センサを作ろう!」(協賛事業)

日 時平成29年12月4日(月)〜12月5日(火)
午前9時30分〜午後5時00分
場 所 (地独)大阪産業技術研究所 和泉センター
新技術開発棟   1階 E105室、クリーンルーム E103室
            3階 E305室、クリーンルーム E303室
講座内容
★テーマ: シリコン深掘り装置を使ってMEMS超音波センサを作製する

超音波センサは、暗闇であっても物体の検知や形の認識が可能であり、例えば自動運転車両や自動搬送ロボット用障害物検知センサなどへの需要や期待が高まっているため、今後利用が拡大していくと考えられます。

大阪産業技術研究所では,強誘電ポリマーのP(VDF/TrFE)を圧電体膜として用いた空中用圧電型の超音波センサの開発を行っています。

作製実習では、当所マイクロデバイス開発支援センターに設置されている各種プロセス装置を用いて、受講者の皆様にMEMS超音波センサを作っていただきます。実習で主に使用する装置を下記に示します。MEMSデバイス作製のための基本となる、フォトリソグラフィ技術や、シリコン深堀り技術等の一連のプロセスを実習していただきます。皆様のご参加をお待ちしております。

@ 高速シリコンディープエッチング装置
SPP テクノロジーズ社製MUC-21 ASE-SRE
A 高精度両面マスクアライナー
SUSS マイクロテック社製MA-6
実習講師
(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター
    電子・機械システム研究部
      田中恒久,村上修一,佐藤和郎, 中山健吾,宇野真由美
MEMSプロセス実習口座(協賛事業)のご案内(PDF)

新電波暗室竣工記念講演会・見学会(協力事業)

日 時平成30年3月27(火) 午後1時15分〜午後4時50分
場 所(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター
研究本館1階 ORISTホール/第7実験棟 (大阪府和泉市あゆみ野2-7-1)
参加費無料
定 員60名(先着申込受付)
申込方法2月19日(月)受付開始。申込み方法は案内チラシをご覧ください。
(研究会では受付を行っておりません)
 
第1部(講演会) 午後1時15分〜午後3時10分
記念講演『電磁波利用技術の発展と電波暗室、電波吸収体開発の歴史』
講 師
兵庫県立大学大学院 工学研究科 電気工学専攻
教授 畠山 賢一 氏
概 要

最初の電波暗室を提案したのはM.I.T Radiation Labolatory のL.H.Neherという人で、第2次大戦中のことだったらしい。彼のアイデアは、直方体の大きな部屋の壁を電波吸収体で覆う際に、当時電波吸収体として知られていたサリスバリースクリーン(表面に抵抗膜を用いる吸収体)をそのまま使うのではなく、この吸収体で作った大型ピラミッドを壁に装着するというものであった。つまり、表面は抵抗膜のピラミッド吸収体であった。電波暗室用吸収体はその後、発泡プラスチックを母材にしてピラミッドを作り、これにカーボンを混合したタイプが主流になり、また、フェライトタイル吸収体が発明されるなど、多くの改良が加えられた。このような経緯を経て、現代ではまた、抵抗膜で構成したピラミッドやくさび型の吸収体が電波暗室用として使用されるようになってきた。技術の発展を長期間で考えるとき、このような変遷は非常に興味深い。

電波暗室が登場した当時は電磁波を利用する放送、無線通信、およびレーダなどが本格的に稼働し始めたときである。これらに必要な大型アンテナ開発に、電波暗室が求められた。1970年代からは電磁環境(EMC)用の電波暗室が開発された。近年の情報通信技術の目覚ましい発展を振り返るとき、また、今後の情報化社会を考えるとき、電波暗室の役割は非常に重要であると実感する。

本講演では、ファラディ、マクスウエル、ヘルツ、マルコーニなどの電磁波の発見から始まる電磁波利用の歴史をふりかえりながら、電波暗室や電波吸収体開発の歴史、電波吸収体の吸収作用の原理などを紹介する。

施設紹介『大阪産業技術研究所和泉センター新電波暗室の概要』
講 師
大阪産業技術研究所 製品信頼性研究部 電子応用工学研究室
室長 松本 元一 氏
概 要

電子機器等の国内製造販売および輸出においては法令によりEMC試験が課されます。当研究所ではこれらのニーズに対応するため、また国際展開を目指すものづくり企業の製品開発を支援するために、平成30年4月に西日本の公設試験研究機関では初の国際規格 ISO/IEC 17025 試験所認定の性能を有するEMC試験施設をオープンする予定です。本講演では、新電波暗室ならびにEMC関連試験機器の概要をご説明すると共に、新施設のご利用方法等についてご紹介いたします。

第2部(見学会) 午後3時20分〜午後4時50分
施設見学

◇新電波暗室(第7実験棟)内
      第一電波暗室(10m)、第ニ電波暗室(3m)、EMIシールド室、
      EMSシールド室、他

◇第3実験棟内 特殊環境施設等

新電波暗室竣工記念講演会・見学会チラシ(PDF)

研究会事務局(お問い合わせ先)

所在地〒594-1157
大阪府和泉市あゆみ野2丁目7番1号
(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター内
大阪府電磁波利用技術研究会事務局
E-mail