(公害用)振動レベル計

 (公害用)振動レベル計とは、公害による振動や作業環境における振動を測定するための計測器で、JIS C 1510で規格化されています。基本的には、人間に対する振動の評価を行うための計測器であるため、人間が感じないような微弱な振動や高周波の振動の測定は行うことができません。また、地面上での測定を想定して作られています。つまり、人間に対する地面の振動の影響を評価するときに用いる計測器であると言えます。

 振動レベル計は、振動加速度レベルと呼ばれる値と、その値に周波数補正を加えた振動レベルという値の2種類を測定することができます。また、鉛直方向の振動だけでなく、水平方向の振動の測定ができるものもあります(三軸測定タイプ)。

 一般に、振動を感知して電気信号に変換する加速度ピックアップと呼ばれるセンサ部と、その信号を読み取り、表示を行う本体部分によって構成されています。振動レベル計は計量法により定められている特定計量器の1つであり、6年に一度の法定検定が義務付けられています。

 振動加速度レベル、振動レベル
 ⇒ 用語集を参照

 

 保有機器

 公害用振動レベル計
メーカー RION (リオン株式会社)
型番 VM-12B
周波数範囲 1〜90Hz
表示レンジ 15dB
測定範囲 45〜120dB
測定項目 振動加速度レベル、振動レベル(鉛直方向、水平方向)、振動速度
備考 三軸測定(鉛直方向、水平方向)が可能
ピックアップ:PV-83 (RION)

 公害用振動レベル計
メーカー RION (リオン株式会社)
型番 VM-15
周波数範囲 1〜90Hz
表示レンジ 35dB
測定範囲 45〜100dB (メータ直読時)
30〜100dB (レベルレコーダ併用時)
20〜100dB (1/3オクターブバンドレベル測定時)
測定項目 振動加速度レベル、振動レベル(鉛直方向のみ)
備考 ピックアップ:PV-88A (RION)

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