地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所

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理事長挨拶  電子顕微鏡『基礎』セミナー 「SEMの観察テクニックからSTEMの活用まで」

 
 
 本日は、年の瀬のお忙しい中にも関わらず、電子顕微鏡「基礎」セミナーに多数ご来場いただきましてありがとうございます。開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 
 本日のセミナーは、製品評価、材料開発、トラブル解析などに欠かすことのできない電子顕微鏡にターゲットを絞った基礎セミナーです。産技研では、走査電子顕微鏡や走査透過電子顕微鏡を保有し、機器開放、あるいは、依頼試験、研究業務などを通じて、広く皆様にご活用いただいています。
 
 さて、産技研は、本年4月に地方独立行政法人化しましたが、地独化における方針のひとつとして、大阪産業を支える企業の皆様に役立つ機器を効果的に整備することを目指しています。特に昨年度は、新エネ、あるいは、省エネ技術を支える分析、評価、試作機器を重点的に整備しました。中でも、本日の講演にもございます走査透過電子顕微鏡は、材料を原子オーダで観察・分析が可能な最先端機器ですので、産技研としては、多くの企業の皆様にご利用いただきたいと考えています。本日のセミナーの最後には、この走査透過電子顕微鏡をお試し的にご利用いただける特定機器利用促進事業の紹介も行いますので、是非、この機会に事業への申し込みをご検討いただきますようお願いします。
 
 ところで、最近の日本経済を取り巻く環境を見ますと、先行きの見えない状況が続いており、企業の皆様にとっては、様々な点において、ご苦労をされていることと思います。私は、ものづくり企業がこの状況を打開するためには、顧客に対して、技術、製品、サービスなどで、新しい価値を提供し続けるしかないと考えています。しかし、一企業単独で対処するには、技術や人材などに限りがあります。そこで、これからの時代は、企業の枠にとらわれず、技術革新においては、多くの企業が連携する、いわゆるオープンイノベーション体制の構築が不可欠であると考えています。産技研も、このような技術革新に対する戦略的な計画のもと、提案型技術支援を通じて、企業の皆様のお役に立ちたいと考えている次第です。今後とも、産技研を積極的にご利用いただきますよう、この場をお借りしてお願い申し上げます。
 
 最後になりましたが、本日のセミナーを共催いただいた大阪府立大学様、ならびに、ご講演をいただく津田先生、そして、セミナーの企画、講師の派遣、広報などでご協力いただきました株式会社日立ハイテクノロジーズ様にお礼を申し上げます。そして、本日のセミナーが、皆様にとって、産技研のご利用の一助となればうれしく思います。
 
 以上、簡単ではございますが、開会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

 

平成24年12月11日

地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
理 事 長  古 寺  雅 晴 
 

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