| 大阪府立産業技術総合研究所職員の 学会等における受賞・学位取得に関するお知らせ |
| (04061) |
| 受賞名または取得学位 | 特別功労賞 |
| 受賞者または取得者 |
横井昌幸 |
| 授与者または取得大学 | 全国鍍金工業組合連合会 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年11月25日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ・国等の調査研究、技術開発事業に関する事項、・めっき業界の技能技術向上と人材育成 |
| 上記の概要 | 全国鍍金工業組合連合会が平成13年度から14年度に実施した技術開発事業「めっき工程におけるほう素の低減に関する研究開発」、および15年度に実施した「めっきスラッジのリサイクルに関する実態調査」にプロジェクト検討委員として参画し、めっき液の工程内リサイクルシステムの推進、金属資源の有効利用、廃棄物量の削減などに貢献した。 ・関西のめっき企業等を中心に組織された電気鍍金研究会の組織強化、運営推進に尽力するとともに、厚生労働省中央職業能力開発協会の技能検定委員として活動および技能指導を行い、めっき業界の技能技術向上に貢献した。 ・「大阪高等めっき技術訓練校」および「短期技術講習会」の運営委員や講師などとして、長年にわたりめっき業界の事業主、中堅技術者の育成に貢献した。 |
| (04060) |
| 受賞名または取得学位 | 平成23年度色材協会賞(論文賞) |
| 受賞者または取得者 |
櫻井芳昭 |
| 授与者または取得大学 | 色材協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年11月15日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 発光層中に2種のりん光性イリジウム(III)錯体を含む高分子電界発光素子から得られる白色発光 |
| 上記の概要 | 溶液プロセスで作製可能な白色りん光OLEDの開発を目指して、新規な青色及び赤色りん光性イリジウム錯体(それぞれ、Ir-1、Ir-2)を合成し、これらを用いて白色系高分子電界発光素子を作製した。りん光材料間のエネルギー移動を考慮し、Ir-1、Ir-2の混合比率を変化させたところ、重量比Ir-1/Ir-2=100/1のときに、白色電界発光が観察された。発光は4.0Vから始まり、13.0Vで輝度4200cd/m2が得られた。また、CIE色度座標は(x,y)=(0.36, 0.37)となり、純白色に相当する色度座標(0.33, 0.33)に近い値が得られた。 |
| (04059) |
| 受賞名または取得学位 | 薄膜材料デバイス研究会 Best Paper Award |
| 受賞者または取得者 |
中原理恵(李万燕)、 宇野真由美 |
| 授与者または取得大学 | 薄膜材料デバイス研究会 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年11月5日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | インプリント法を用いたフレキシブル三次元有機トランジスタの開発 |
| 上記の概要 | 我々はこれまでに、三次元有機トランジスタ(3D-OFETs)を開発し、有機トランジスタの飛躍的な高性能化を実現してきた。今回、より簡便な手法で3D-OFETs構造を作製することを目的として、インプリント技術を利用して、プラスチック基材と一体化してチャネル形成用微細構造を形成することにより、フレキシブル3D-OFETsを作製した。 作製した3D-OFETsの耐曲げ特性の結果は、曲げ半径4 mmまで曲げでもドレイン電流がほぼ変わらず、これまでに開発したフレキシブル3D-OFETsよりも耐曲げ特性を向上させることができた。 本技術を用いれば、低コスト・大面積でかつ高性能なフレキシブル有機トランジスタが実現できるため、今後はアクティブマトリクス素子や有機論理素子へと応用していく。なお、本賞は、広瀬有里(大阪大学)、竹谷純一(大阪大学)両氏と連名で受賞したものである。 |
| (04058) |
| 受賞名または取得学位 | 電気加工学会 論文賞 |
| 受賞者または取得者 |
南 久、 渡邊 幸司 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 電気加工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年6月10 日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 放電加工による焼結ダイヤモンド工具の成形加工 |
| 上記の概要 | 焼結ダイヤモンドは、極めて高い硬度と耐摩耗性を有し、超硬合金やセラミックスなどの硬脆材料に対して、微細な形状を高精度に加工するための工具材料として注目されている。しかしながら、焼結ダイヤモンドをマイクロ工具形状に成形することは極めて困難であり、高精度な工具成形加工技術の確立が求められている。本研究では、焼結ダイヤモンドの放電加工現象についての実験的考察からその加工メカニズムを明らかにし、非導電体であるダイヤモンド粒子そのものを放電加工することによって、マイクロツールの製作が可能であることを示した。 |
| (04057) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 |
道山 泰宏 |
| 授与者または取得大学 | 関西大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年9月21日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | β型チタン合金のトライポロジー特性に関する研究 |
| 上記の概要 | 一般的な時効処理条件によってβ型チタン合金のトライポロジー特性がどのように変化するのか基礎的なデータを収集し、これまでにはなかった時効硬化型の材料の部分的な硬化(表面のみ時効硬化させて厚い硬化層を得る処理)ができる新しい熱処理方法を確立させ、チタンを機械部品材料として幅広く利用できないか調査検討した。その結果、β型チタン合金のトライポロジー特性は、時効処理によって析出するα相が深く関係するとわかった。新しい熱処理方法については、レーザを用いた加熱方法(溶体化処理)を行うことで、時効硬化速度を変化させ、表面に1mm以上の時効硬化層を作ることが実現できた。この方法で作成した時効硬化層も一般的な時効硬化材と同等のトライポロジー特性であることが確認できた。 |
| (04056) |
| 受賞名または取得学位 | The Life Time Achievement Award |
| 受賞者または取得者 |
所長 南 努 |
| 授与者または取得大学 | The International Sol-Gel Society (国際ゾルーゲル学会) |
| 受賞日または取得日 | 平成23年9月1日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ゾルーゲル法の科学技術の発展に対する顕著な貢献に対して贈られたものです |
| 上記の概要 | ガラスは通常粉末原料を高温に加熱・溶融して作られます。ところが最近原料を有機溶媒に溶かして、溶液内で反応させ、ゾルを経てゲル化させることで作成する「ゾルーゲル法」が開発され盛んに研究されるようになりました。そのような状況から、2年ごとに「国際ゾルーゲル学会」が開かれるようになりました。その際に、ゾルーゲル法の科学技術の発展に顕著な功績のあった研究者1〜2名に対してLife Time Achievement Award が贈られることになっています。 今回第16回の国際ゾルーゲル学会が中国杭州で8月28日〜9月2日の間開かれ、その総会の場で授与されました(もう一人の受賞者はスイスのM. Aegerter 教授でした)。 ゾルーゲル分野における約200報の論文を公表してきましたが、そのような研究業績に加えて、2003年7月に「日本ゾルーゲル学会」を設立した功績も評価されたと思われます。 引き続いて、Advanced Sol-Gel Coatings for Practical Applications という標題で受賞記念講演を行いました。 |
| (04055) |
| 受賞名または取得学位 | 功績賞 |
| 受賞者または取得者 |
稲村 偉 |
| 授与者または取得大学 | 日本セラミックス協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年6月6日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 高機能性セラミックスの開発とその技術支援 |
| 上記の概要 | 高強度・高靭性セラミックスの開発、有害および悪臭ガス除去用ゼオライトハニカムの開発、複合窒化物固溶体の研究等の研究開発を通してセラミックス分野の技術向上、開発等に努め、地域セラミックス産業の発展に貢献している。セラミックスの強度・靭性の向上に向けて、CIP、HIPを用いた緻密化、微粒子化の面から取り組んだ。イットリア部分安定化ジルコニアでは緻密化による高強度化、およびアルミナを固溶した準安定なジルコニアの組織制御により作製した超微粒子焼結体での高靭性化を行った。アルミナ固溶ジルコニアを汎用のアルミナに複合させて組織制御して高強度化することに成功し、粉砕機用部品の材料開発に貢献した。焼結が困難なゼオライトを炭素繊維補強によりハニカム化して有毒、悪臭ガス等の高効率除去装置への応用の検討に貢献した。また、スパッタ法による複合窒化物固溶体の合成では、バンドギャップの制御、窒化チタンの耐酸化性の向上に成功した。 さらに、ニューセラミックス懇話会の事務局幹事として20年以上にわたって研究会活動を通じての企業への新情報提供等にも尽力した。 |
| (04054) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 |
森重 大樹 |
| 授与者または取得大学 | 大阪府立大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成23年3月31日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 摩擦攪拌プロセスを用いた超微細粒アルミニウム材料の組織最適化 |
| 上記の概要 | アルミニウム合金は、鉄鋼材料に次ぐ構造材料として自動車や航空機等の輸送機器に使用されており、適用箇所の拡大により大幅な軽量化が期待されている。しかしながら、現状のアルミニウム合金では、鉄鋼材料に比べると絶対強度が劣るため、信頼性の向上が求められている。合金元素に依存せず、ベースメタル自体の強化を行うには結晶粒微細化強化が最も有効な強化機構であり、強ひずみ加工による超微細粒組織を形成させる材料プロセスが注目されている。強ひずみ加工として摩擦攪拌プロセスを適用し、各種アルミニウム材料の強化を図ることを目的とした。その結果、強ひずみ加工による加工条件に依存しない最小結晶粒径の存在を明らかにしたと同時に、合金組成の最適化の指針を得た。 |
| (04053) |
| 受賞名または取得学位 | 優秀発表者 |
| 受賞者または取得者 |
田 利夫 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 日本包装技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年12月14日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 第48回全日本包装技術研究大会 優秀発表 |
| 上記の概要 | 衝撃による段ボール箱の強度劣化について検討するために、段ボール箱の上に異なる質量の錘を載せて、衝撃加速度と作用時間の異なる正弦半波の衝撃を加える実験を行い、以下のことが分かった。
@圧縮強度の1/6以上の積載荷重を積載すれば、数cmの落下高さで段ボール箱の強度劣化が起こり始める。A速度変化が大きい程、圧縮強度率が低下する傾向にあるが、速度変化が等しい場合には、衝撃加速度が高くなる程衝撃によるダメージが小さい。B積載荷重が重い程、小さい速度変化で段ボール箱の強度劣化が顕著になり、劣化の度合いも大きくなる。 |
| (04052) |
| 受賞名または取得学位 | 認定証 |
| 受賞者または取得者 |
塚原 秀和 |
| 授与者または取得大学 | 産業技術連携推進会議知的基盤部会分析分科 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年11月25日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 第53回分析技術共同研究 無機分析 |
| 上記の概要 | この分析技術共同研究は、産業技術連携推進会議 知的基盤研究部会分析分科会により開催される、参加機関の分析技術向上を目的としたものである。今年度の無機分析のテーマはマグネシウム合金中のアルミニウム、亜鉛、マンガン、銅の定量分析であり、その結果の比較検討により、分析技能の信頼性の確保がおこなえ、今後、より精度の高い試験業務が行える。 分析結果の比較検討により、Zスコア((測定値‐付与された値)/標準偏差)が2以下のものが良好な分析値と認定され、今回、4元素とも0.3、0.4、0.4、0.6と非常に良好な結果であり、認定されることとなった。 |
| (04051) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 |
中本 貴之 |
| 授与者または取得大学 | 京都大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年9月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 金属粉末積層造形法における造形物の高性能化に関する研究 |
| 上記の概要 | 金属粉末積層造形法(SLS法)は、薄く敷き詰めた金属粉末にレーザを照射して焼結し順次積層していくことで、複雑形状をCADモデルから直接造形する加工法である。本研究は、SLS法の工業的な推進(つまり実用的な製造プロセスとしての利用技術の確立)を目指し、SLS造形物の高性能化に取り組んだものである。具体的には、SLS造形技術をプレス金型や鍛造金型のように高強度・高硬度が要求される用途に展開していくために、造形物の高強度・高硬度化を実現する鋼系粉末材料を用いたSLS造形技術を開発した。また,SLS法の複雑形状およびポーラス構造体を作製できる利点を活かし、高性能な人工骨へ用途展開していくために、チタン粉末に対するSLS造形技術の開発を試み、骨と同程度の低ヤング率を示す構造体を得た。 |
| (04050) |
| 受賞名または取得学位 | 第48回全国繊維技術交流プラザ 中小企業庁長官賞 |
| 受賞者または取得者 |
宮崎克彦 |
| 授与者または取得大学 | 中小企業庁 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年10月29日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 介護用機能性シーツ |
| 上記の概要 | 本開発品は、介護用途のシーツとして神藤タオル株式会社との共同研究により製品化 を行ったものである。介護用シーツには防水機能が求められるが、従来品は、ポリウ
レタン樹脂層などにより防水性のみを高める構造となっているため、通気性がなく、 被介護者にとって好ましくない蒸れが発生し、その改善が求められている。本開発品
は、3層の織物構造と高吸水加工技術を応用することで、水分をすばやく吸水させ、 また多量に保水させることで、シーツ裏面に対し必要十分な防水性を有しつつ、優れ
た通気性を併せ持つ機能性シーツである。さらに、シーツ表面のよこ糸にキュプラを特殊に製織することで、シーツと着衣との 摩擦抵抗をよこ方向のみ軽減させ、要介護者がベット上で体を楽に移動させたいとい
うニーズに対応した機能を持つ。 なお、本賞は、神藤タオル株式会社と連名で受賞したものである。 |
| (04049) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(理学) |
| 受賞者または取得者 |
宇野 真由美 |
| 授与者または取得大学 | 大阪大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年9月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 微細構造を用いた高密度π電子界面の形成とその電子機能 |
| 上記の概要 | 物質の表面・界面は、様々な化学反応や電荷移動が起きる最前線であり、多彩な機能性を発現させることができる。しかし、界面現象は原理的に二次元系の応答であるため、通常バルク状物質で適用される示量性測定では非常に小さい出力信号や微小な変化しか示さないという困難がある。本研究では、三次元微細加工技術を用いて、有機分子を用いた機能性界面を高密度に三次元的に作製した構造をもつトランジスタ(3D-OFET)を独自に開発し、飛躍的な出力信号の増大を実現した。本構造を用いることにより、低温までの精密な伝導度測定が初めて可能となり、分子性固体界面での電子伝導のメカニズムをより精密に調べるための強力な手法として用いられることを実証した。3D-OFETは、産業応用上、有機トランジスタの性能を飛躍的に高めるものである。また、プラスチック基板でも3D-OFE構造を構築し、高性能なフレキシブル有機トランジスタが実現できることを実証した。 |
| (04048) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 水越朋之 |
| 授与者または取得大学 | 大阪大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年3月23日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 低炭素社会の実現に寄与する少量ガスによる鋼の新規浸炭熱処理法の開発に関する研究 |
| 上記の概要 | 少量キャリアガスでの不安定なガス浸炭熱処理雰囲気条件下において処理された各種鋼の炭素濃度分布を、精度よく数値計算予測するため、必要なガス浸炭モデルを整備し、要求された炭素濃度分布にするための熱処理制御の基盤を確立した。また、少量キャリアガス条件下においても、ガス浸炭炉内の雰囲気ガス組成変動を最小限に抑える方策として、水素ガスの選択的排出機構を備えた新型炉を考案し、これを工業的規模で実証した。これらを組み合わせることで低炭素社会の実現に寄与する少量ガスによる新しい鋼のガス浸炭熱処理法を開発することができた。 |
| (04047) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 小畠淳平 |
| 授与者または取得大学 | 大阪府立大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年3月31日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | バルク金属ガラスに塑性変形能を付与する材料プロセスに関する基礎研究 |
| 上記の概要 | 非晶質合金であるバルク金属ガラス(Bulk metallic glass: BMG)は、従来の結晶金属材料にはない有用な特性を示すことから学術分野のみならず工業分野からも注目を集めている新材料である。このBMGの工業的な応用展開を阻む要因のひとつに、室温での塑性変形能が欠如していることが挙げられる。そこで、BMGの研究分野において、室温変形メカニズムの解明が重要課題として挙げられている。本研究では、BMGの室温での変形特性や破壊挙動を調査し、BMGの室温塑性変形の支配因子を明らかにすることを目的にした。本研究によって、BMGの室温塑性変形能の支配因子が自由体積、結晶相、せん断帯であることが分かり、また支配因子と塑性変形能の関係を明らかにした。 |
| (04046) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 榮川元雄 |
| 授与者または取得大学 | 大阪大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年3月23日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 低温プラズマ窒化・浸炭法によるオーステナイト系ステンレス鋼の窒化・浸炭機構に関する研究 |
| 上記の概要 | オーステナイト系ステンレス鋼は耐食性や靭性に優れた鋼であるが、硬さが低く耐摩耗性に劣る欠点があった。低温プラズマ窒化・浸炭法はオーステナイト系ステンレス鋼の表面に耐食性と耐摩耗性を兼ね備えたS相と呼ばれる表面層を形成することができる手法であるが、広く普及するには至っていない。本研究はS相の普及を目的とし、S相の基礎的な特性の解明に取り組んだ。その結果、窒化層と浸炭層の相違に関して新しい知見を得ることができた。また、木造建築物における耐震補強金具締結用タッピンねじへの適用を検討し、芯部の靭性と表面硬度、耐食性を兼ね備えた全く新しいタッピンねじを開発することができた。 |
| (04045) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 萩野秀樹 |
| 授与者または取得大学 | 大阪府立大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成22年3月31日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 高出力レーザを用いた表面処理のための回折光学素子に関する研究 |
| 上記の概要 | レーザ表面処理におけるレーザ光の強度分布を整形する回折光学素子の開発に関する研究である。 レーザ表面処理ではレーザ光の強度分布が加工品質(加工形状や加工ひずみなど)に大きく影響するため、レーザ光強度分布を加工に応じた分布に整形することにより、加工品質の向上を実現することができる。しかし、従来技術では高出力レーザ光を複雑な強度分布に整形することは困難であった。 本研究では、光の回折現象を利用してレーザ光強度分布の整形を行う回折光学素子の開発に取り組み、炭酸ガスレーザ用の素子と光ファイバで伝送された半導体レーザ用の素子を開発した。開発した素子の有効性を示すために、実際に素子を設計、製作し、レーザ焼入れの硬化部の形状を制御できることを示した。 |
| (04044) |
| 受賞名または取得学位 | 第7回レーザ加工学会優秀ポスター賞 |
| 受賞者または取得者 | 山口拓人、萩野秀樹、武村守 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 高温学会 レーザ加工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年12月16日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | レーザアロイングによる鉄鋼材料の表面硬化技術 |
| 上記の概要 | 本発表はレーザアロイングを応用した鉄鋼材料の表面硬化法に関する研究成果である。レーザアロイングとは、レーザ照射によって局所的に溶融させた金属材料表面に、他の元素を混合させ表層部に新たな合金層を形成させることで、材料表面を高機能化する技術である。 本研究では、低炭素鋼表面に黒鉛ペーストを塗布し、レーザを照射することで表層部の炭素濃度を上げ、硬化させる手法を試みた。その結果、適切な条件(母材の材質、黒鉛ペーストの塗布量、レーザ照射条件)を選択することで、全面がラスマルテンサイト組織からなる硬さ約硬化深さ約0.4mmの無欠陥の合金層が得られた。この結果は、レーザアロイングが従来の浸炭方法に替わる新たな局所浸炭プロセスとして、有用な手法である可能性を示唆している。 |
| (04043) |
| 受賞名または取得学位 | 日本鋳造工学会関西支部 研究奨励賞 |
| 受賞者または取得者 | 森重大樹、平田智丈 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 日本鋳造工学会関西支部 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年6月26日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 軽合金鋳物と展伸材の異種合金摩擦攪拌接合 |
| 上記の概要 | アルミニウムおよびマグネシウム合金は比強度・比剛性に優れており、軽量化の求められる部材としてさまざまな箇所で使用されている。マグネシウム合金はアルミニウム合金に比べても軽量であり、次世代構造用部材への適用が望まれている。現在、軽合金ダイカストや鋳物は複雑な形状の部材に広く用いられている。しかし、これら鋳造品は内部に微小なガスポロシティが多く含まれていることや、粗大な組織を有していることから強度が十分でない。近年、信頼性の必要な箇所には高強度材を用い、軽量化も同時に達成するため、異材接合によるハイブリッド化が注目されている。鋳物やダイカストの溶融溶接では、材料組織中の欠陥がブローホールの形成につながるため、十分な継手強度が得られないが、摩擦攪拌接合(FSW)は固相接合であるためこのような部材にも適用できるため、同種材の接合だけでなく、展伸材との異材接合も可能である。本研究では、マグネシウム合金およびアルミニウム合金において、鋳物と展伸材の摩擦攪拌接合継手を作製し、機械的性質の評価を行った結果、アルミニウム合金およびマグネシウム合金どちらの場合においても、鋳物/展伸材継手は母材部で破断し、優れた強度を有していることが明らかとなった。 |
| (04042) |
| 受賞名または取得学位 | 日本接着学会 進歩賞 |
| 受賞者または取得者 | 浅尾 勝哉 |
| 授与者または取得大学 | 日本接着学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年6月8日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ポリイミド微粒子の開発と応用 |
| 上記の概要 | これまでにポリイミドのフィルムや成形体の研究開発は活発に行われ、多くのものが市販されている。しかし、優れた物性を期待されながらもポリイミド微粒子については開発が遅れていた。このような状況において、受賞者はポリイミド微粒子の研究開発に系統的かつ精力的に取り組み、新規調製法や応用技術を提案し、本技術の進展に貢献した。受賞者は、特定の方法に留まらず、ビルドアップおよびブレイクダウンの双方の微粒子製造概念を活用し、種々の方法で特徴的な多種のタイプのポリイミド微粒子の開発に努めた。また、研究レベルに留まらず、開発した微粒子の実用化にも積極的であり、企業との共同研究や国家プロジェクトに取り組み、技術移転にも成功した。 |
| (04041) |
| 受賞名または取得学位 | 日本繊維機械学会賞 技術賞 |
| 受賞者または取得者 | 喜多幸司、赤井智幸、西村正樹 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人日本繊維機械学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年5月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | カーボンナノチューブ製糸技術 |
| 上記の概要 | 本技術は、化学気相成長法によってシリコン基板上に高密度かつ垂直配向に合成したカーボンナノチューブ(直径10〜20 nm、長さ150〜200 μm)の配列体から直接、機械的にカーボンナノチューブを紡ぎ出し、均斉なカーボンナノチューブ糸を連続製糸する技術である。 本技術の根幹は「カーボンナノチューブ糸連続製造装置」にあり、これには、糸端緒作製技術、連続製糸技術、糸切れ検知技術といった要素技術が組み込まれている。加えて、周辺技術として均斉な糸を作るための糸径制御技術、糸の高密度化技術も同時に開発した。それらを駆使することで、カーボンナノチューブのみを構成要素とする、均斉かつ世界最細レベル(直径1 μm以下;最小0.8 μm)の超極細線状炭素材料を実現し、また、その製造を可能とする基礎技術を確立した。 |
| (04040) |
| 受賞名または取得学位 | 日本繊維機械学会賞 論文賞 |
| 受賞者または取得者 | 木村 裕和 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人日本繊維機械学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年5月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ピンドラフト法を用いた極細短繊維の集団移動制御 |
| 上記の概要 | 極細繊維は、製品の軽量化や高密度化を実現できるばかりでなく、柔軟性、吸水性、撥水性などの機能性も付与でき、その用途は極めて広い。しかし、極細短繊維の紡績工程における繊維制御は、レギュラー繊維に比べて困難で、糸むら発生や強伸度低下などの問題がある。 そこで本研究では、ピンドラフトシステムを極細短繊維の紡績方法として導入し、その有効性を検討した。特に、ピンドラフトシステムにおける繊維制御効果を明らかにすることを目的に、ギルフォーラ中の各針間の繊維密度、ギルフォーラ間隔と針番手が短繊維制御に及ぼす影響について実験的かつ詳細に調べた。 |
| (04039) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 横山 雄二郎 |
| 授与者または取得大学 | 大阪大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年3月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 鋼の真空浸炭法の制御性向上ならびにガス浸炭法改良のための解析手法の確立 |
| 上記の概要 | 真空浸炭法は大気汚染防止や省資源・省エネルギーに有効な技術として注目されているが、制御性が劣るために十分普及していない。本研究では、炭素濃度分布の解析手法を構築し、これを用いた制御性の向上に取り組んだ。低炭素鋼では解析精度は高かったが、広く用いられている低合金鋼ではかなり低かった。そこで低合金鋼SNCM815に対して真空浸炭を行い、浸炭処理時に鋼表面に析出した煤がその後の拡散処理時に鋼内部へ固溶していくことが原因であることを明らかにした。そのうえで煤の固溶を考慮した解析手法を再構築したところ、その解析精度は大きく向上した。これにより広範な鋼種に対して真空浸炭法の制御性を向上させることができた。 また現在もっとも使用されているガス浸炭法の改良にも取り組んだ。炉内雰囲気組成の変動に対応しうる解析手法を構築・検証し、この手法を用いた省資源・省エネルギー型浸炭法の開発が可能であることを示した。 |
| (04038) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(地球環境学) |
| 受賞者または取得者 | 西村 正樹 |
| 授与者または取得大学 | 京都大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年3月23日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ガス透過性と遮水性を有するジオコンポジットの開発と廃棄物最終処分場キャッピング用途への適用に関する研究 |
| 上記の概要 | 本研究では、ガス透過性と遮水性を併せ持つ多孔質シートと、不織布から成るジオコンポジットについて、各構成材料に由来する基本性能、すなわち、多孔質シートの微細孔構造に基づくガス透過性、遮水性と、不織布の保護性能を検証し、それらの特徴を明らかにしている。 また、このジオコンポジットを廃棄物最終処分場のキャッピング用途に適用するために必要となる、実際に土中に敷設された状態でのガス透過性、施工時の重機等による負荷に対する耐久性、斜面適用性、接合性を論じている。さらに、上記に関する研究結果をもとに、廃棄物最終処分場のキャッピング用途に適用する際にジオコンポジットに求められる性能を示すとともに、ジオコンポジットを適用した廃棄物最終処分場の最終カバー層の設計方法について言及している。 |
| (04037) |
| 受賞名または取得学位 | 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 感謝状 |
| 受賞者または取得者 | 村上 義夫 |
| 授与者または取得大学 | 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長 御園生 誠 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年3月27日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 製品の安全・安心の向上への寄与 |
| 上記の概要 | 多年にわたり電気技術解析ワーキンググループの委員として、その卓越した技術と豊富な経験を生かし消費生活用製品の事故の技術的解析および評価に尽力し、製品の安全・安心の向上に大きく寄与した。 |
| (04036) |
| 受賞名または取得学位 | 社団法人日本材料学会X線材料強度部門委員会研究・開発賞(技術) |
| 受賞者または取得者 | 小栗 泰造 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 日本材料学会X線材料強度部門委員会 委員長 秋庭義明 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年2月20日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 狭隘部のX線応力測定技術の開発 |
| 上記の概要 | 空間制限のある曲面部については、従来のX線応力測定法で非破壊残留応力測定を行うことは困難であった。 受賞研究は、このような問題に対処し得る三種の新規な測定技術 ― 面積変化法、擬似ψ角変化法、および二軸傾斜法 ― に関するものである。面積変化法は、X線入射角を一定に保ったまま円弧状曲面上での照射面積を変えることにより当該部位の応力を測定するものである。擬似ψ角変化法は、照射面積に代えて照射位置を変えることにより面積変化法と同一の目的を達成するものである。また、二軸傾斜法は、入射X線の傾斜方向を従来法よりも多い二方向とすることにより、空間制限による情報減少を補って狭隘部の応力測定を可能とするものである。 |
| (04035) |
| 受賞名または取得学位 | 若手研究者・院生による研究発表会ベストポスター賞 |
| 受賞者または取得者 | 田中 努 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 軽金属学会関西支部 |
| 受賞日または取得日 | 平成21年1月7日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | SS400と5083アルミニウム合金の異種金属摩擦攪拌接合 |
| 上記の概要 | 本発表は摩擦攪拌接合装置を用いて、一般鋼(SS400)と構造用アルミニウム合金であるAl-Mg系合金(5083)を接合し、その接合特性について研究して得られた結果である。摩擦攪拌接合とは、通常の溶融溶接とは異なり、先端にプローブと呼ばれるピンを有する円柱状の工具を回転させ、プローブをワークに圧入することで工具とワークの摩擦熱およびプローブの材料攪拌を利用して接合する技術である。このような原理のため、従来よりも低い温度での接合が可能となり、施工後のそりなどの軽減、高品質化、省エネルギー・省コスト化、作業環境改善等の利点を持っている。これまで、鉄鋼とアルミニウムの接合では、接合中に両者が反応し、接合界面に非常に弱い組織が生成してしまうことが問題となっていた。この生成過程には接合温度が強く影響していると考えられるため、低温接合が可能な摩擦攪拌接合を用いて高品質な鉄鋼とアルミニウム合金の異種金属接合を作製することを目的としている。研究の結果、接合条件を最適化することによって鉄鋼と強度の高い構造用アルミニウム合金との接合でも接合界面で破断することのない継手材を作製することができた。また、種々のアルミニウム合金の中で、同じ接合条件でも弱い組織が生成しにくい合金種があることもわかった。これは、熱伝導率等の熱的物性値が高い、つまり接合中の熱が拡散しやすいためであると考えられ、接合には材料の熱的物性を考慮する必要があることが示唆された。 |
| (04034) |
| 受賞名または取得学位 | 第71回レーザ加工学会優秀ポスター賞 |
| 受賞者または取得者 | 萩野秀樹 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 高温学会 レーザ加工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成20年12月9日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 回折型ビーム整形素子を利用したレーザ焼入れ |
| 上記の概要 | 本発表はこれまでに開発した光ファイバー導光用回折型ビーム整形素子(CGH)の応用研究の成果である。開発したCGHは光ファイバーから出力されたレーザ光の強度分布を所望の分布に整形する光学素子である。本発表では鉄鋼材料のレーザ焼入れ時の焼入れ深さの均一性を高めることを目的として、CGHを設計、製作し、焼入れ実験を行った。製作したCGHを用いることにより、レーザ光強度分布をほぼ設計通りの分布に整形することができた。また整形したビームを用いて焼入れを行った結果、焼入れ形状をほぼ計算通りにすることができ、焼入れ深さの均一性を高めることに成功した。 |
| (04033) |
| 受賞名または取得学位 | The Poster Award for 17th IFHTSE Congress, 2008 |
| 受賞者または取得者 | 横山雄二郎 |
| 授与者または取得大学 | 17th IFHTSE Congress 2008(第17回熱処理国際会議) |
| 受賞日または取得日 | 平成20年10月29日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | Relationship between Vacuum Carburizing Conditions and Surface Carbon Concentration of SNCM815 |
| 上記の概要 | 温度1273K、時間1.8から5.4ks、圧力2.67kPaのプロパン雰囲気中で低合金鋼SNCM815に対して浸炭処理を行い、引き続き圧力0.133Pa以下、温度1273K、時間1.8から21.6ksの拡散処理を行った。炭素濃度分布の実測値は、解析モデルによる計算値よりも高炭素側にかい離した。浸炭処理のみの試片表面には煤の生成が確認されたため、拡散処理へ移行後もこの煤による浸炭が続いていたとして再計算したところ、実測値と計算値がよく一致した。さらに解析および分析の結果から浸炭時間と拡散時間の比が一定であれば、表面炭素濃度は同じ値を示すことを明らかにした。 |
| (04032) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 田中恒久 |
| 授与者または取得大学 | 大阪大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成20年9月25日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 圧電型超音波マイクロアレイセンサと物体位置計測への応用 |
| 上記の概要 | 既存の自律移動ロボットの物体位置計測システムは、多くの種類のセンサが組み合わされて使用されており、大型、高消費電力、高コストという問題点がある。そのためにロボットの開発者からは新たな小型・低消費電力・リアルタイム性を併せ持つ物体位置計測システムの開発が求められている。本研究では、小型の物体位置計測システムを作製するために、以下の要素技術の開発を行った。 1) 良好な圧電性を有するPZT圧電体薄膜の作製 2) MEMS技術を用いたダイアフラム構造の圧電型超音波マイクロアレイセンサの作製 3) BBD用いたアナログ信号処理回路及び、FPGAを用いたデジタル信号処理回路の作製 上記の技術を用いて小型の物体位置計測システムを作製し、自律移動ロボットに実装した。作製した自律移動ロボットを用いて障害物回避テストを行った結果、ロボットは障害物を正確に認識し、障害物を回避した。以上の結果により、圧電体薄膜作製技術とMEMS技術とFPGAを用いたデジタル信号処理技術により作製された物体位置計測システムの可能性、有用性が示された。 |
| (04031) |
| 受賞名または取得学位 | 論文賞 |
| 受賞者または取得者 | 橘堂 忠 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人日本鋳造工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成20年5月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ステンレス球状炭化物鋳鉄のバナジウム炭化物の形状に及ぼす溶解条件の影響 |
| 上記の概要 | 耐食性と耐摩耗性を併せ持つ新しい耐久材料としてステンレス球状炭化物鋳鉄がある。この材料のバナジウム炭化物の球状化に及ぼす溶解温度、保持時間等の溶解条件について検討した結果をまとめたものである。 |
| (04030) |
| 受賞名または取得学位 | 社団法人日本熱熱処理技術協会賞・技術賞(粉生記念賞) |
| 受賞者または取得者 | 水越朋之 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人日本熱処理技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成20年5月29日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 鋼の浸炭熱処理に関する研究、他 |
| 上記の概要 | Fe-Cr-Ni-Al系耐熱合金の開発に関する研究に取り組み、Fe-Cr-Alと同等の耐酸化性を有し、かつ機械的性質に優れたオーステナイト系の新しい鉄基合金を見出し、合金の高温における機械的性質について多くの知見を得て、これに関する特許を取得した。 その後、イオンプレーティング法によるチタン窒化物皮膜に関する研究に参画した。また、国立大阪南病院整形外科と共同で金属製人工股関節の評価研究に取り組み、摩擦摩耗特性を評価するための振り子型試験機を考案、製作し、得られた知見をバイオマテリアル学会に報告した。その後、流動層法によるニッケルおよびニッケル基合金のほう化処理に関する研究に参画した。平成11年から鋼の浸炭熱処理に関する研究をスターとさせ、主としてガス浸炭制御に関わる課題に取り組み、その成果を当該協会に研究報告している。その成果をもとに、CO2排出の著しい削減が可能となる新しいガス浸炭法を開発し、現在その実用化に向けた研究に取り組んでいる。現在この研究は大阪府中核的研究事業に位置付けられ、大学、民間企業と共同で活動を行っている。 |
| (04029) |
| 受賞名または取得学位 | 画像応用技術専門委員会 小田原賞 |
| 受賞者または取得者 | 岩田耕一、森脇耕介、福田宏輝 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人精密工学会 画像応用技術専門委員会 |
| 受賞日または取得日 | 平成19年12月07日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | フーリエ変換法を用いたコンパクトな立体形状計測装置 |
| 上記の概要 | 物体に格子パターンを投影し変形格子像を解析することで、物体の立体形状を得ることができる。変形格子像の解析手法の1つにフーリエ変換法があり、我々は六方格子パターンを用いたフーリエ変換法に基づくコンパクトな立体形状計測装置の開発を行っている。六方格子パターンを物体に投影するため、1回の撮影で精度の高い位相接続が行え、短時間で正確な形状データを得ることができる。また、パターン投影系は非常にコンパクトであり、LED のようなインコヒーレントな光源と2枚の格子のみから構成される。(株)デベロと連名での発表である。 |
| (04027) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 中出 卓男 |
| 授与者または取得大学 | 三重大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成19年9月19日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | クロム代替P含有合金めっきに関する研究 |
| 上記の概要 | クロムめっき代替めっきとしての新規非晶質合金めっき、Ni-W-Pおよび3価クロム浴からのCr-P-C合金めっきを創製し、それぞれ、皮膜構造、耐食性、機械的特性および析出挙動を明らかにしている。特にNi-W-P合金めっきでは、Pを含有することによりキャス試験耐食性、塩水噴霧試験耐食性が向上すること、摩擦摩耗特性などが改善されることを示し、Cr-P-C合金めっきでは、加熱処理によりHV1500の硬度を得られること、Pを含有することにより優れた耐薬品性を示すことなどを示している。さらにNi-W-P、Ni-W合金について、カチオン交換膜と複数陽極を用いた環境に優しいクローズドめっきプロセスを適用し、本合金めっきを無廃浴めっきプロセスとして稼動できることを実証している。 |
| (04026) |
| 受賞名または取得学位 | 第2回ものづくり日本大賞 優秀賞 |
| 受賞者または取得者 | 橘堂 忠 |
| 授与者または取得大学 | 経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省の4省連携 |
| 受賞日または取得日 | 平成19年8月7日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 環境低負荷型鑄造プロセス ゛凍結鋳型鋳造法゛の生産ラインの実用化 |
| 上記の概要 | 従来の鋳型に用いられている粘結剤を一切使用せず、砂に水を添加混練し、つき固めた砂型に−40℃の冷気を強制吸引させることにより、水分を急速凍結させて、鋳型としての強度を与える造型法である。鋳造後には氷が蒸気となって飛散するのみで、従来の鋳型のように粘結材の燃焼に伴う臭気、有害物の発生がない環境にやさしい鋳造プロセスである。上記の内容について(株)三共合金鋳造所、(株)前川製作所、室蘭工業大学と連名で受賞した。 |
| (04024) |
| 受賞名または取得学位 | 社団法人地盤工学会 平成18年度地盤工学会関西支部賞 |
| 受賞者または取得者 | 赤井 智幸、西村 正樹 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人地盤工学会関西支部 |
| 受賞日または取得日 | 平成19年4月17日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ハイブリッド・クレイ・バリアの開発と実用化 |
| 上記の概要 | 本技術は、固化処理土に短繊維を混合することによって固化処理土に発生する局所的な破壊を抑制し、大ひずみ領域でも遮水性能が確保されることに着目したものである。また廃棄物処分場の遮水工に求められる周辺環境への影響抑制の機能とともに、浚渫粘性土や建設残土などの利用価値の小さい土質材料の有効利用、並びに高分子資材の廃材の有効利用を同時に図れるリサイクルに配慮した技術である。 ハイブリッド・クレイ・バリア工法は、均質な混合体を製造する混合攪拌システムの構築によって実際の廃棄物海面処分場に適用された実績を有する。 |
| (04023) |
| 受賞名または取得学位 | 第15回ポリマー材料フォーラム優秀発表賞 |
| 受賞者または取得者 | 浅尾勝哉 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人高分子学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年11月17日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ポリイミド微粒子の開発と応用 |
| 上記の概要 | ポリイミド微粒子は非常に優れた耐熱性、耐薬品性、機械的特性を有するため、過酷な環境下においても信頼性の高い微粒子として使用することができる。更に、粒子表面に化学修飾をほどこすことによって信頼性と機能性を兼ね備えた高性能粒子となり、用途展開の拡大につながる。 本発表では、表面にアミノ基を有するポリイミド微粒子の調製方法と粒子表面のアミノ基を起点とする表面修飾による高機能化方法について報告した。本法によって高性能化されるポリイミド微粒子はクロマトグラフ、診断薬、マイクロチップや触媒用担体への応用展開が期待できる。 |
| (04022) |
| 受賞名または取得学位 | 第8回関西表面技術フォーラム 優秀講演賞 |
| 受賞者または取得者 | 西村 崇 |
| 授与者または取得大学 | 表面技術協会関西支部・電気鍍金研究会 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年12月8日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 構造化されたPtNi合金微粒子の作製 |
| 上記の概要 | 白金合金触媒は、身の回りにおいてさまざまな用途で使用されており、特に燃料電池用の触媒として注目されている。この合金触媒は、白金単体の場合に比べて活性が高くなるが、耐食性が悪く、また、従来の触媒作製法では、反応の制御が困難であるという問題がある。本講演では、安価で反応の制御が容易であるパルス電解法を用いて白金-ニッケル合金微粒子を作製することを試み、微粒子の構造を制御して耐食性の高い微粒子を作製できることを述べた。 |
| (04021) |
| 受賞名または取得学位 | 日本包装学会「論文賞」 |
| 受賞者または取得者 | 津田 和城、中嶋 隆勝 |
| 授与者または取得大学 | 日本包装学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年7月6日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ガタを有する被包装物の振動に関する数値的検討 |
| 上記の概要 | 製品のトラブルは企業の信頼やイメージを失墜しかねないため、出荷前には評価試験が行われているが、膨大な数の輸送貨物の一部で製品損傷が起きている。この一因として本論文では、梱包された製品の非線形振動に注目し、その一例としてガタ振動を取り上げて検討した。その結果、製品の耐久性評価に大きな影響を及ぼす振動現象(限界入力加速度)を見いだした。従来では製品の振動は考慮せず、貨物全体に加える振動のみで試験していたため、妥当な評価が行えず、輸送中の製品損傷を完全に防げなかった事例があった。以上のように、製品の非線形振動に注目し、高精度な振動試験の実現に寄与する研究成果が評価され、受賞につながった。 |
| (04018) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属表面処理系 岡本 明 |
| 授与者または取得大学 | 金沢大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年3月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 燃焼合成法によるNi-Al系金属間化合物皮膜の作製に関する研究 |
| 上記の概要 | Ni-Al系金属間化合物は高融点であり、高い高温強度や優れた耐酸化性を有することから、Ni基超合金に替わる耐熱構造材料として期待されている。しかし、その脆さゆえにバルク材としての実用化は困難であり、最近ではコーティング材料として使用することに注目が集まっている。本研究では、低温かつ短時間で高融点金属間化合物を作製できる燃焼合成法を用い、Ni-Al系金属間化合物皮膜の作製を試みた。その結果、ステンレス鋼や球状黒鉛鋳鉄からなる汎用の基板上に、接合性の良いNi-Al系金属間化合物皮膜を作製できた。また、その酸化試験を行った結果、Ni-Al系金属間化合物皮膜はステンレス鋼や球状黒鉛鋳鉄より優れた耐酸化性を有することが明らかとなった。本論文で得られた結果は、ステンレス鋼や球状黒鉛鋳鉄の高機能化の手段としてNi-Al系金属間化合物皮膜の適用可能性を示す。 |
| (04017) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属表面処理系 塚原秀和 |
| 授与者または取得大学 | 京都工芸繊維大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年3月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 放電加工を用いた炭化物形成によるチタン材の表面改質 |
| 上記の概要 | チタンは比強度が高く,耐食性に優れるなどの特性を有するため、その需要が急速に増大している。しかし,耐摩耗性や耐焼付性に乏しいため、機構部品の分野ではその需要は多いとはいえない状況にある。油中で放電加工を行うと、加工液の熱分解で生成される炭素が、加工表面に侵入することが知られている。その現象を利用することにより、チタンの放電加工においてTiC層の生成が期待できる。そのため、チタン材の耐摩耗性向上を目的として、放電加工を利用した表面改質法を検討した。その結果、処理条件の最適化により、ほとんどクラックのない硬質のTiC層が得られ、摩擦係数の低減および、耐摩耗性の向上が確認できた。 |
| (04016) |
| 受賞名または取得学位 | 電気加工学会 論文賞 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属表面処理系 塚原秀和 |
| 授与者または取得大学 | (社)電気加工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成17年6月10日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 金属錯体反応を利用した放電加工 |
| 上記の概要 | 放電加工で発生する加工屑は、加工面の品質や精度上の阻害要因となることが広く知られている。これまでに我々は、炭化水素系放電加工油を使用した場合、発生した酸化成分と電極や工作物の金属成分が反応し、金属錯体が形成され、加工油中に溶け込んでいることを明らかにした。この金属錯体の反応現象を積極的に利用するために、加工油中にあらかじめ、錯体形成のための錯化剤を添加し、加工屑を油溶性の金属錯体として加工油中に溶かし込み、結果的に加工屑を減少させ、加工屑によって生じる加工中の諸問題を軽減することを試みた。その結果,加工状態の安定,加工面性状の向上など良好な結果を得た。 |
| (04015) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属材料系 田中 努 |
| 授与者または取得大学 | 大阪府立大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年3月23日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | Study on Deformation Mechanism of Room-Temperature Superplasticity in Fine Grained Zn-22wt%Al Alloy |
| 上記の概要 | 金属材料が飴のように伸びる現象である「超塑性」は、成形技術として利用されている。従来、超塑性は高い温度で現れるということが一般的であったが、近年の低コスト化・省エネの観点から低温化が求められている。そこで、室温での超塑性について超塑性Zn-Al合金を用いて研究を行った。研究の結果、温度が変化すると材料を構成する組織の物性も変化し、それが超塑性の特性に大きな影響を与えていることがわかった。さらに、その変化を考慮した超塑性現象を表現できる構成式および変形中の材料挙動を模式的に表した変形モデルを提案した。この結果は、成形や合金設計を行う際の基礎的情報として活用できる。 |
| (04014) |
| 受賞名または取得学位 | 日本塑性加工学会 優秀論文講演奨励賞 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 加工成形系 中本貴之 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 日本塑性加工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成18年1月28日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 炭素鋼(S15C)粉末のレーザラピッドプロトタイピング |
| 上記の概要 | 金属粉末レーザラピッドプロトタイピング(RP)法は、金型や機械部品などの試作・開発や小ロット生産分野で注目されている。しかし、プレス金型のように高強度・高硬度を要求される用途では、耐久性に問題がある。そこで本研究では、造形物の機械特性を向上させることを目的として、鉄鋼系粉末(炭素鋼)による造形性を検討し、得られた造形物の機械的性質を評価した。その結果、RP造形物は溶製材に比べると、延性は低いが、引張強さは、ほぼ同等、もしくはそれ以上であることが分かった。したがって、高強度化・高硬度化を実現できる鉄鋼系粉末によるRP造形の開発指針が得られた点で、今後の発展が期待できる。 |
| (04012) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 情報電子部 信頼性・生活科学系 山本貴則 |
| 授与者または取得大学 | 信州大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成17年9月30日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 吸水性能に優れたタオル製品の設計に関する研究 |
| 上記の概要 | 高い機能性を持ち消費者の最終用途における要求を満たす優れた吸水性能を持ったタオル製品を設計するために、吸水性能を非接触により計測できる新規システムを開発し、タオルにおける新しい吸水モデルの提案と解析を行った。その結果タオルにおける吸水性能に関して、新しく提案した水分移動性モデルならびに水分保持性モデルの妥当性を実験的に証明できた。また、生体反応計測システムを用いて拭取り後の生体反応を計測し評価することで、吸水モデルに基づいて試作したオタオル製品は、吸水性能に優れた快適なタオルであることがわかった。さらに、レーザー誘起蛍光分光分析(LIF)計測システムを用いることによって、汚れや不純物などの実用的な測定と評価が可能であり、タオルの吸水モデルを拡張修正するために非常に有効であることが明らかとなった。 |
| (04011) |
| 受賞名または取得学位 | 社団法人日本熱処理技術協会賞・論文賞(学術論文) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属表面処理系 岡本明 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人日本熱処理技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成17年5月30日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 燃焼合成法を利用したNi-Al系金属間化合物コーティング皮膜の作製における処理条件の検討 |
| 上記の概要 | 金属間化合物を作製する方法として、近年、燃焼合成法が注目されている。しかし、この方法をコーティングに用いた例は少ない。ここでは、機械部品に多く使用されるSUS304ステンレス鋼を基板として、燃焼合成法を用いてNi-Al系金属間化合物コーティング皮膜の作製およびその処理条件の検討を行った。その結果Alの融点933K程度の処理温度でも密着性の良い皮膜が得られることがわかった。皮膜の構造については、化合物の生成が認められるとともに未反応相も残った。コーティング皮膜は,ホットプレス圧力を高くすることで、最も緻密度が上がり、圧分体成形圧力や処理時間にはほとんど影響されない。燃焼合成反応の詳細を調べたところ、反応は2段階に分かれていることが確認できた。このことは膜質や密着性と関連し、コーティングにおいては反応プロセスの制御が重要である。 |
| (04010) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属表面処理系 山内尚彦 |
| 授与者または取得大学 | 金沢大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成17年3月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 炭素および窒素源を用いたオーステナイト系ステンレス鋼およびマグネシウム合金のプラズマ表面改質に関する研究 |
| 上記の概要 | 本論文は、オーステナイト系304ステンレス鋼およびマグネシウム合金に耐食性や耐磨耗性を付与するために、炭素および窒素源を用いたプラズマ表面改質について検討を行ったものである。 低温でプラズマ窒化したオーステナイト系ステンレス鋼の表面に、耐食性、耐磨耗性に優れる「S」相が形成されることに着目し、その相の形成の促進を機械的前処理により達成している。また、窒化と浸炭の複合処理を行ったステンレス鋼は、単なる軟窒化処理(浸炭-窒化同時処理)に比較して、塩水に対する優れた耐食性と良好な耐磨耗性を示すことを明らかにしている。 次に,ステンレス鋼とマグネシウム合金上に高周波プラズマCVD法によりダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜を形成し、それが酸などの腐食液中でも良好な耐磨耗性を示すことを確認している。また、マグネシウム合金上にDLCを成膜するにあたり、中間層を省略するための新しい手法についても提案している。 以上の内容は、金属材料に対するプラズマ表面改質の新しい提案と適用例であり、今後の表面改質技術の発展に大きく貢献できると考える。 |
| (04009) |
| 受賞名または取得学位 | 『優秀発表賞』 |
| 受賞者または取得者 | 情報電子部 信頼性・生活科学系 津田和城、中嶋隆勝 |
| 授与者または取得大学 | 日本包装技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年11月30日(表彰式:平成17年12月8日) |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 輸送状態対応型の新振動試験システム |
| 上記の概要 | 本報では、輸送状態に応じた試験及び市場で発生した問題に対する妥当な対策を実現し、これまで潜在的に存在した過剰包装や、企業の信頼を失墜させる破損事故クレームを削減することを目的として、個々の包装貨物の輸送状態を容易に反映できる新たな振動試験システムを提案した。この発表が評価され、表彰を受けた。 |
| (04008) |
| 受賞名または取得学位 | 日本機械学会生産加工・工作機械部門 『研究業績賞』 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 加工成形系 山口 勝巳 |
| 授与者または取得大学 | 社団法人 日本機械学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年11月20日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 非軸対称非球面のラスター切削加工における形状誤差 (気圧変化にともなうレーザ測長誤差の影響) |
| 上記の概要 | 本論文では、ラスター切削加工実験およびレーザ測長誤差の環境変化依存性についての理論解析にもとづいて、レーザ測長による位置決めを採用している超精密工作機械を用いた長時間加工においては、加工期間中の気圧の変化にともなう測長誤差が加工物表面に形状誤差としてそのまま反映されることを実証し、その変化が大きければ、形状精度低下の最大の要因となることを明らかにしている。加工物の形状誤差と気圧変化との因果関係について定量的に言及した論文は世界で最初で、長時間加工を行う超精密工作機械の位置決め制御系および環境制御・補償系の設計指針を与える。 |
| (04007) |
| 受賞名または取得学位 | 博士(工学) |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 加工成形系 南 久 |
| 授与者または取得大学 | 京都工芸繊維大学 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年9月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 放電加工によるチタン合金の着色仕上げ |
| 上記の概要 | 本研究は、チタン表面の装飾性や鮮鋭性、ファッション性などの意匠性付与法としての着色に関するものである。チタンを水中で放電加工した場合、適切な加工条件を設定することによって、鮮やかな色調の加工面を得ることができ、チタンの新しい着色法の一つとして期待できる。本着色法の特徴は、形状加工と同時に着色処理が行えること、前後処理工程を簡略化できること、特別な腐食液を必要としないことなどにある。本研究の目的は、放電加工を用いたチタンの新しい着色仕上げ法の提案とチタン加工面への放電着色現象の解明、および実用品への応用である。 |
| (04006) |
| 受賞名または取得学位 | 型技術ワークショップ2003「奨励賞」 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 加工成形系 南 久、萩野秀樹 金属表面処理系 塚原秀和、Seojoon Lee (所外共同受賞者4名) |
| 授与者または取得大学 | 型技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年6月22日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 亜鉛電極による微細放電加工 |
| 上記の概要 | 金型用亜鉛合金が仕上げ加工領域において、電極低消耗条件で高速放電加工ができることを利用し、逆放電加工による亜鉛電極の成形とこれによるステンレス鋼板への効率的な微細加工を行うもので、平成14年度中核的研究「試作部品及び小ロット生産用金型の高速加工システムの研究」の成果発表に基づく。 |
| (04005) |
| 受賞名または取得学位 | 功労賞 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属材料系 橘堂 忠 |
| 授与者または取得大学 | (社)日本鋳造技術協会 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年5月28日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 同協会関西支部事務局活動支援 |
| 上記の概要 | (社)日本鋳造技術協会関西支部の支部活動としての講演会、工場見学会、幹事会などの企画運営を永年にわたり実施。 |
| (04004) |
| 受賞名または取得学位 | 技術賞 |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属材料系 橘堂 忠 (所外共同受賞者2名) |
| 授与者または取得大学 | (社)日本鋳造工学会 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年5月24日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | ステンレス球状炭化物材料 |
| 上記の概要 | ステンレス溶湯に高炭素、高バナジウム量を添加し、ニッケル−マグネシウム合金添加により、バナジウム炭化物を球状化した新しい鋳造材料である。炭化物を球状化することにより、炭化物の体積を最小とすることで、腐食が最も進行しやすい基地-炭化物界面を最小とすることで、耐食性を確保しつつ、炭化物の存在により耐磨耗性が発現する。また、炭化物が従来の耐磨耗性に見られるような板状や針状でなく、球状であるため靭性も確保される特徴を有している。耐食性と耐磨耗性の両特性を有する新規鉄系材料を開発した。 |
| (04003) |
| 受賞名または取得学位 | 中小企業優秀新技術・新製品賞 −優良賞および産学官連携特別賞− |
| 受賞者または取得者 | 機械金属部 金属材料系 橘堂 忠 (所外共同受賞者2名、1社) |
| 授与者または取得大学 | 財団法人りそな中小企業振興財団および日刊工業新聞社 |
| 受賞日または取得日 | 平成16年4月9日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | バナジウム球状炭化物材料 |
| 上記の概要 | ステンレス鋼、ハイマンガン鋼に球状のバナジウム炭化物を微細かつ均一に晶出分散させることにより、それぞれの鋼が持つ耐食性や非磁性の機能に加えて耐磨耗性を付加し、複合機能を組み合わせた新規鉄系材料の開発に成功したものである。 |
| (04001) |
| 受賞名または取得学位 | 全国鍍金工業組合連合会 特別功労賞 |
| 受賞者または取得者 | 情報電子部 制御情報系 吉野 正紀 |
| 授与者または取得大学 | 全国鍍金工業組合連合会 |
| 受賞日または取得日 | 平成15年11月27日 |
| 受賞対象テーマまたは論文名 | 全鍍連の情報ネットワーク化への貢献 |
| 上記の概要 | 平成12年度に全鍍連が実施した組合情報ネットワーク化事業において、情報化特別委員会の専門家委員およびワーキング委員会の座長として、全鍍連の情報化ネットワークの基礎構築に多大な貢献をした。その後も情報通信およびコンピュータ利用技術について、全鍍連への的確なアドバイス・指導を行う。 |