めっき面測定例(無光沢ニッケルめっき面)
電子線三次元表面形態解析装置によるニッケルめっきの測定例
添加剤を含まないめっき液からのめっき皮膜の形態です。めっき表面では、成長しやすい結晶面が露出し、明確な形態を形造っています。成長の形態は、電流密度、温度、液組成などめっきの基本因子によって影響を受けます。
めっきの成長は、結晶面特有の析出過電圧、電流密度が関係する核生成、吸着原子の表面移動による成長、めっきの成長過程などが関係しています。めっき皮膜の形態の差は皮膜物性、表面機能性に影響を与えますが、両者の関係は、十分理解されているわけではありません。