騒音計 |
普通騒音計(積分形も含む)は機器貸与対象機器です。(項目:普通騒音計) |
現在、2005年のJIS改訂により、騒音計の規格は「JIS
C 1505」および「JIS C 1502」ではなく、「JIS C 1509シリーズ ”電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)”」に変更されています。
下記の記載内容は、旧JISのものですので、悪しからず御了承ください。
騒音計は、音の大きさを測定する計測器です。騒音計では普通、音の大きさを表す物理データである音圧レベルと、その値にA特性と呼ばれる人間の感覚補正を行った騒音レベルを測定することができます。
騒音計には普通騒音計と精密騒音計の2種類があります。測定精度を要求される場合には精密騒音計を用いますが、通常は普通騒音計が用いられます。
一昔前まではアナログタイプのものしかありませんでしたが、最近はデジタルタイプのものが主流になっています。デジタルタイプのものの多くは、積分演算回路が内蔵されており、積分形騒音計と呼ばれています。積分形騒音計では、音圧レベルや騒音レベルの瞬時値だけでなく、等価騒音レベルや単発騒音暴露レベルといった値を測定できるものや、オクターブ分析機能を内蔵しているものまであります。
騒音計は計量法により定められている特定計量器の1つであり、5年に1度の法定検定が義務付けられています。
普通騒音計と精密騒音計 騒音計は、計量法によって2種類が定められています。1つは精密騒音計で、もう1つは普通騒音計です。この2つは外見上の区別や内部の構造にはまったく違いはなく、もっぱらその性能によって区別されます。規定されている規格も異なり、精密騒音計は「JIS C 1505」、普通騒音計は「JIS C 1502」です。 普通騒音計は、環境騒音測定を主な目的とした騒音計で、現場での測定を簡単に行うことができます。一方、精密騒音計は、様々な分野の騒音研究や評価を行うための騒音計で、あらゆる測定条件に対応できることを目的としています。
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積分形騒音計 積分形騒音計は、積分演算回路(平均化回路)を内蔵している騒音計です。普通騒音計と精密騒音計の区別には関係がなく、積分形普通騒音計も積分形精密騒音計も、両方存在しています。 積分回路を内蔵することにより、瞬時値の測定だけでなく、等価騒音レベルや単発騒音暴露レベル、時間率騒音レベルなどの、時間概念を含んだ測定値を自動的に測定することが可能になります。積分回路のない騒音計では、これらの値を求めるためには、瞬時値を測定・記録し、電卓で計算をする必要があります。 なお測定時間は、5秒や10秒といった短い時間から、8時間や24時間といった長い時間まで選択できるのが一般的です。 |
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音圧レベルと騒音レベル ⇒ 用語集を参照 |
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A特性 ⇒ 用語集を参照 |
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等価騒音レベル ⇒ 用語集を参照 |
保有機器
普通騒音計
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積分形普通騒音計
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積分形普通騒音計
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精密騒音計
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精密騒音計
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