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生産技術研究会
第4回研究会(H30年度)

第4回研究会『プラスチック成形金型の離型性 ~離型抵抗測定・表面処理・微細レーザ加工~』

 11月14日に第4回研究会「プラスチック成形金型の離型性」を開催しました。
講演タイトルと講師の先生は以下の通りです。

(1)プラスチック射出成形における離型抵抗測定システムの開発 職業能力開発総合大学校 助教 太田和良 氏

(2)射出成形における離型不良を解決するための表面処理 株式会社不二製作所 大石隆夫 氏

(3)微細レーザ加工によるプラスチック成形金型の表面機能向上 株式会社リプス・ワークス 代表取締役 井ノ原忠彦 氏

 職業能力開発総合大学校の太田先生からは,先生が開発された離型抵抗測定システムの紹介がありました。
 (株)不二製作所の大石顧問からは,同社で開発された金型表面にマイクロディンプルを形成するMKS処理の説明と適用事例の話がありました。
表面に微細な凹凸を付けることにより,成形中の樹脂と金型の接触面積を減らし,樹脂の金型への吸着や成形中の樹脂の温度低下を防ぐ効果があるとのことでした。
 (株)リプス・ワークスの井ノ原社長からは,同社が開発した超短パルスレーザ加工機と加工事例の紹介がありました。
同社のレーザ加工機を用いると,金属表面に例えば幅30μm,深さ数μmの溝やディンプルを加工することができるとのことで,工具チップや絞りダイスなどに適用した事例の紹介がありました。


研究会の様子 

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