地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所

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理事長挨拶 「第1回大阪府立産業技術総合研究所・大阪市立工業研究所合同発表会(第10回 技術シーズ発表会・特許フェア)」(H24.11.1)

 

 「第10回技術シーズ発表会・特許フェア」の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 産技研は本年4月1日に、地方独立行政法人として、新しいスタートを切りました。今回、この記念すべき年に、ここに皆様方のご参加を賜り、市工研(地方独立行政法人大阪市立工業研究所)と合同で本発表会を開催できますことは、一重にご臨席の皆様、ならびに、ご協力をいただきました関係各位のご厚情の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。
 
 本発表会ではサラヤ株式会社社長・更家様による特別講演をはじめ、両研究所の研究員がその研究成果をプレゼンテーションならびにポスターセッションで発表し、同時に企業の皆様の工業技術に関する相談にもお応えしてまいります。ご臨席の皆様におかれましては、是非ともこの機会をご活用いただき、意義ある一日としていただきますよう、お願い申し上げます。
 
 ところで、最近の地域経済を取り巻く環境を見ますと、バブル経済崩壊後の不況が叫ばれて久しく、先行きの見えない状況が続いており、景気回復時期の遅れはもとより、その間の景気落ち込みがきわめて厳しいものと考えております。ご臨席の皆様におかれましても、様々な点において、ご苦労をなされておられることとお察し申し上げます。
 
 そこで、私はこの場をお借りして、微力ながら何とかこのような状況を打開することに役立ちたく、今後の産技研の活動について、次の2つの取組をお約束したいと存じます。これは、私が就任以来、様々な場で繰り返し申し上げておりますことで、何としてもやり遂げたい、有言実行したいことでございます。
 
 1つめは、ものづくりの中核を担っておられる中小企業の皆様のため、提案によるソリューション型支援を積極的に進めることです。ソリューションとは、顧客が困っている課題を解決するという意味ですが、要はワンストップサービスで対応する「攻め」の企業支援を具体化することです。
 従来の待ちの姿勢ではなく、提案型の課題解決を目指すソリューション型提案支援が一つ目の約束です。
 
 2つめは、オープンイノベーション体制の構築への取組です。我々はこのオープンイノベーション体制構築を「つなぐ取り組み」と称しておりますが、府内の中小企業の皆様が人材育成、ものづくりの技術開発、そしてその事業化までの一貫したビジネスへの取り組みにおいて、戦略的な方向性の下につながっていると実感できる体制の構築に貢献いたします。
 大学、公設試、企業、行政などが連携してイノベーションに取り組める体制構築が、二つ目の約束です。
 
 以上の2つの取り組みをスピードと柔軟性のもとに進めることが、自律した地方独立行政法人としての大きな意義であろうと思っています。
 
 また、産技研と市工研は、今年6月に府市統合本部において示された大きな方向性に沿って、統合に向けた取組を着実に進めております。今回、初めて両研究所が合同で本発表会を開催することも、その流れの一環であります。両法人の統合に期待されていることは、現状維持ではなく、顧客である企業と産業にとって、更なる活性化、技術の向上、雇用増大を含めたスパイラルアップのシナジー効果であります。産技研と市工研は、両研究所の強みと特徴を活かし、工業技術とものづくりを支える知と技術の支援拠点「スーパー公設試」の実現を目標に掲げ、今後も統合に向けて着実に取組を進めてまいります。
 
 どうか、本発表会を通じて、両研究所の持ち味を十分に理解していただき、スーパー公設試という夢ある目標についてのご意見等も出来たら頂きたいものだと思っております。そのような意味でも、今日のご来場に対して歓迎のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

 

平成24年11月1日

地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
理 事 長  古 寺  雅 晴 

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