地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所

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理事長挨拶 「第5回大阪府立産業技術総合研究所・大阪市立工業研究所合同発表会」(H27.12.1)

 

 「産技研・市工研 合同発表会」の開催にあたり、一言、ご挨拶を申し上げます。
 まずは、ご多忙中にもかかわらず本発表会にご参加いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。また、会場である大阪産業創造館をご提供いただいた公益財団法人大阪市都市型産業振興センター様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

  本発表会は2012年より開催し、今回で5回目の開催となりますが、両研究所の研究成果を一同に発表するこの催しは、企業の皆様、特に中小企業の皆様に効率よく、短時間に、集中して、情報を取得してもらうための試みでしたが、これが定着してきたことに、うれしさを覚えています。
 
 これからの製造業は、海外展開へと軸足が移ってきています。したがって、グローバルな変化に対応した、新技術やビジネスへの対応の必要性が、ますます大きくなってきております。このようなニーズの変化に対応し、我が産技研では、企業と一緒に要素技術と製品開発を同時に実施する公募型共同開発事業、ニーズを先取りした革新型の電池、薄膜電子デバイス、粉体設計の三つのプロジェクト研究開発、ものづくりの設計試作を行う工房などを用意して、活発に企業と共に研究開発活動を展開しています。また、阪大、府大との研究連携もSIPに代表されるように鋭意進めています。 

 しかし、これだけでは、まだまだ不十分です。我々のポテンシャルアップもさることながら、製品化・事業化にあたっては、中小企業の資金繰りは、なかなか厳しいものがあります。11月18日には、そのような課題への対応として、大阪信用金庫と包括連携協定を結ばせて頂きました。一気通貫の企業支援、すなわち、技術課題・製品開発課題のテーマアップから研究開発、試作、実証テスト、商品化へ至る伴走型の企業支援のスタートについたものと考えています。
 
 さて、平成28年度からは、産技研の第2期中期の始まりであります。先ほど述べたように、ものづくり産業は大きな転換期に遭遇しています。現在、その中期計画を策定していますが、グローバルオープンイノベーションを実現するべく、研究による支援に重点をおいて、研究開発型の中小企業の活性化を目指したいと思っています。
 
 いずれにしても、企業から見て、産技研がどう役立つのか。本日、お配りしている「産技研企業支援成果事例集」には、製品化や技術確立の事例を掲載していますので、参考になれば幸いです。
 
 今日の産技研の特定講演は、午後1時からの発表ですが、先ほど紹介した三つのプロジェクトの研究成果の一つであります。有機半導体に関する内容ですが、ご期待頂けると思います。
 
 また、来年の3月17日に、この3つのプロジェクトの3年弱に渡る成果を総合的に報告させて頂きます。場所は、大阪商工会議所ですので是非ご予定ください。また、今回と同様に市工研との合同で、「産技研、市工研の強みを活かした一貫したものづくり支援」と題して、これも大阪商工会議所にて、来年2月23日、セミナーを開催します。是非ご参加ください。
 
 最後に、今日の合同発表会が、参加企業の皆様にとって、新製品、新事業、あるいは何らかの継続的イノベーションにつながるような気づきや発見に結びつき、新しいビジネス展開が芽生えることを祈念して私の挨拶とさせていただきます。

 

平成27年12月1日

地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
理 事 長  古 寺  雅 晴 

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