地方独立行政法人大阪産業技術総究所

アクセス 研究 依頼試験 装置使用 技術相談

理事長挨拶  産学官技術交流フォーラム 「中小企業と公的研究機関との新たな連携の可能性」

 

 本日は、年末のお忙しい中、これだけ沢山の方にご参加いただきまして、本当にありがとうございます。開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 
 本日のフォーラムは、大阪商工会議所様と共催で開催する本年度2回目の大きな行事でございます。前回は、本年4月に地方独立行政法人ということで新しい法人としてスタートを切った、この産技研をみなさんに知っていただくために、7月5日に大きなイベントを実施しました。
 それに続いて今回は、第2回目の『産学官技術交流フォーラム』という形で、産技研と関係の深い企業様並びに、大阪府立大学から産技研との連携についてお話を頂くことになった次第です。
 
 本日の出席者の名簿を拝見しますと、繊維、機械・金属、熱処理関係の企業の方々の参加が非常に多いなと思っております。本日このように沢山の企業の方々が、このフォーラムのために集まってこられたということは、我々産技研としては非常に重大な、責任ある使命を感じております。「ものづくり」の技術を通じて、大阪産業の振興に大いに貢献していきたいと思っておりますが、それに対する期待を感じさせていただいたということです。 
 
 ところで、2012年は暮れようとしておりますが、一昨日の選挙の結果、先ほど古川副会頭からもお話がありましたが、結果はご存じのとおりであります。本日の日経新聞のトップページに大手企業経営者へのアンケート調査結果が掲載されていました。それによりますと、今度の新しい政権への期待として、1番に成長戦略の推進、2番目に円高是正、3番目にTPPへの交渉参加など通商・貿易振興策ということでした。正に今の日本の産業が置かれている苦しい状態、それを打開するための希望としては、この3つが必要な取り組みだなということを私も同感して読んだしだいです。
 今年は、フランス、ロシア、中国、そしてアメリカと、非常に大きな選挙がございました。その内、フランス、ロシア、中国でトップが交代しております。アメリカはオバマ政権が続投しましたが、新たな主導者を得たところもありますが、全世界を見ると今の経済状態が、先行きどうなるかというと、決して楽観はできないと私は見ております。
 このような閉塞感に見舞われることになるやもしれないような経済情勢に対して、我々が本当にやるべきことは何かというと、今、資源の少ないこの日本では、なんと言っても「ものづくり産業」です。この「モノづくり産業」を通じて、日本の経済、大阪の産業の活性化を果たしていきたいと思っております。 
 
 そう言いましても、現状の事業としてはグローバル化し、国内に限らず海外への展開が欠かせません。そういった中で何をなすべきかということを考えますと、人材並びに技術という企業財産の点から見ますと1社で対応する駒が不足してきます。1社だけでは何もできないということになっております。
 これを打開するには、オープンイノベーションの体制確立が非常に重要になってまいります。1社だけに止まらず、大学、我々公設試、各企業間、そして行政、大阪府や大阪市という行政とオープンイノベーションの体制を構築して、海外へも展開し、大阪産業を活性化するという考えでおります。いわゆるオープンイノベーションの体制構築ということが不可欠であるということであります。
 この産技研は、このようなイノベーションをに対して、戦略的な計画のもと、提案型技術支援を通じて、企業の皆様のお役に立ちたいと考えている次第です。独法化のメリットを生かし、これまで以上に、産技研を積極的にご利用いただけるよう努力いたしますので、より一層お引き立ていただきますよう、お願い申し上げます。
  
 最後になりましたが、このたびご講演いただきます、三津江様、川嵜様、池﨑様、辻川先生には講演をお引き受け頂き、感謝いたします。資料作成等で本当に大変だっただろうなと推察いたします。
 また、本日ご出席の企業の皆様には、このフォーラムでなにがしかの成果、あるいは良かったなという点を持ち帰っていただくことを祈念して、ご挨拶とさせていただきます。
  
 ありがとうございました。

 

平成24年12月18日

地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
理 事 長  古 寺  雅 晴 
 
イベントパンフレット